Ultima V(DOS版)でApple II 版のMIDI音源を再現する
素晴らしい試みをしている方がいたので、それを紹介。
簡単に説明すると、Ultima V(DOS版)にMIDI音楽などを追加するアップグレードパッチを導入している人向けに、Apple II 版のMIDI音楽に書き換えようという取り組み。
こちらの動画に作成者のプレイ時の様子がある。
www.youtube.com
- Ultima V Upgrade Patch の導入
- 新たなMIDI用の音楽ファイルをダウンロード
- VirtualMIDISynthをインストール
- サウンドフォントをインストール
- VirtualMIDIsynthにサウンドフォントを追加
- DOSBoxに設定を適用する
- 注意事項
GOGで DOS版のUltima IV、V、VIと同時に格安で購入できる。
www.gog.com
Ultima V Upgrade Patch の導入
Pix Ultima Patcher で導入するのが一番早い。
Ultima IV の時の導入とほぼ同じ。
1.Pix Ultima Patcher をダウンロード
このブログ内で紹介した導入記事のリンクから、Pix Ultima Patcher をダウンロードして解答する。
new-pn.hatenablog.com
2. Ultima V をアップグレード
Upgrade Patch 欄の Install ボタンを押す。(画像はインストール後のもの)
このパッチを導入したら、新たに Ultima 5 ファルダーにインストールされる XMIファイル 17個を適切に保管しておくこと推奨。(後で上書きするので)
ちなみに、Weblock Conversation Patch はとある会話のバグを修正する。Runeless Patch は、ルーン文字をすべてアルファベットに置き換える。
Party Transfer は、Ultima IVからキャラクターの転送ができないバグを修正する。(別記事にて紹介予定)
3. サウンドの設定
Configure Patchを押して、(または、Ultima 5 フォルダにインストールされた SETM.EXEをDOSBoxで実行)MPU401-General MIDI synth を選択する。
新たなMIDI用の音楽ファイルをダウンロード
下のサイト様から MIDI-NEW.zipをダウンロードする。
retrogamer.egloos.com
この MIDI-NEW.zipは、新たなXMIファイル 14個が含まれている。
これを パッチ適用後のUltima 5 フォルダの中に上書き保存する。
VirtualMIDISynthをインストール
VirtualMIDIsynthは下のサイト様で紹介されている導入方法を参照。
blue-of-sky.net
サウンドフォントをインストール
サウンドフォントは Musyng Kite をダウンロードする。
以下のサイト様でグーグルドライブにて配布されている。300MBほどの容量があるので注意。
www.kvraudio.com
ダウンロードしたファイル Musyng Kite.sfpackを解凍して .sf2 形式にする必要がある。下のリンクから SFpack をインストールする。
解凍後のファイルは1GBを超えるので、要注意!
SFpack.exeを起動して、ウィンドウの中に、Musyng Kite.sfpack をドラッグアンドドロップし、GOを選択。
※元のサイト様では、Evanessence サウンドフォントを使用していると書かれているが、現在は Musyng Kite という名称に変わっているよう。
VirtualMIDIsynthにサウンドフォントを追加
VirtualMIDIsynth.exeを起動し、+マークを選択して Muysng Kite.sf2 を追加する。