Ultima IV/U4 Patcher (ウルティマ4 パッチ)
ここで紹介するパッチは非公式なので、自己責任でやってください。
GOG.comで無料公開されているUltima IV (DOS版) のパッチの紹介と導入の説明をします。
DOS版は残念ながら素晴らしいUltima IV の音楽が存在しません。今から紹介するパッチを適用することでMIDI音源の音楽だけでなく、グラフィックの向上やバグの修正などの様々な機能を追加することができます。
GOG.comでUltima IV を入手していない方は下のリンクから!会員登録(無料)するだけでOKです!
www.gog.com
Ultima 4+5+6 に付属しているものでも可能です!
これらのパッチは Ultima IV という不朽の名作を語り継ぐために尽くしてくださったファンの方々のおかげです。感謝しましょう。
この記事ではWindows10のみカバーします。
xu4
こちらはDOSboxを使用せず、u4.exe からゲームを起動します。
インストール前の注意事項として、GOG.com で入手したゲームフォルダーのまま使用してください。Pix Ultima Patcher などの他のパッチを適用していると上手くいかないことがあります。
導入
下のサイト様に飛び、Download の項目から xu4 snapshot for Windows をダウンロードしてください。
xu4.sourceforge.net
xu4win32.exeがダウンロードされるので Ultima 4 のゲームフォルダーを指定して、インストールしてください。
(GOG.comからインストールしたゲームフォルダーは、基本的にc:\GOG Galaxy\Games\にあります。)
これで導入は終わりです。ゲームを起するときは、DOSBoxを使用せず、u4.exeから起動します。
追加される機能
タイトル画面に Configureが追加されます。ここから様々な機能を拡張することができます。
Configで変えられる内容は細かく、私も全てを把握していません。
- Video option
グラフィックを変更するなら Game Graphics option で設定してください。
画面表示を大きくしたいなら、Video option で scale やMode を変更します。
Filterマップチップの形(丸みとか角張とか)を変えます。
- Sound、Input、Speed
これらは音量の調節や、マウスの使用、ゲームスピードを変更できるようです。
- Game Enhancements
チート機能を追加したり、 U5でのアクティブプレイヤーや試薬調合の機能を付け加えます。一度に99個の調合が行えるのは有難いですね。
チート機能については、READMEを見てください。
- その他の追加機能
ゲーム中に Alt+H を押せば、コマンド一覧と追加されたショートカットキーを表示できます。
xu4 その他の拡張機能
- Mockingboard(Apple ii 版)に置き換える
下のサイト様から、Ultima IV Mockingboard Music for xu4 .rar をダウンロードしてください。
nsm53p.tistory.com
解凍して出てきたxu4フォルダーの中身を Ultima 4 のゲームフォルダーに上書きしてください。xu4を起動すると、Mockingboard に置き換わっているはずです。
Pix Ultima Patcher
DOSboxの中にパッチを適用して、DOSboxからゲームを起動します。(通常の時と同じ方法で起動すればよい)
導入
下のサイト様から最新版のUltima Patcher をダウンロード。
www.pixsoriginadventures.co.uk
ファイルは .rar形式で圧縮されているので、解凍する。(7zipとかで)
すると UltimaPatcher.exeが出てくるので実行する。
次のような画面が出てくるので、Ultima 4を選択する。
GOGの無料版U4(ファイル名:Ultima 4 - Quest of the Avatar)ならディレクトリの指定を要求されるかも?あらかじめファイル名を「Ultima 4」にしておくか、直接ディレクトリを指定しよう。
Configaの画面が出てくる。
Install Patchを選択して同意すると、DOSboxが開くので「MPU401-General MIDI synth」を選択して、キーボードでyを二回押す。
これでパッチの基本的な導入は終わりです。
起動方法
GOG.comが作成したショートカット(Graphics Set Up)などを用いているのならば、基本的に変更点はなく、同じように起動すればいいです。
dosboxで直接Romを起動する場合は上書きされたULTIMA.comを起動すれば、ファイルの入れ替えをする必要がなくなります。
追加される機能
音楽(Amigaポートベース?)とVGA 256色のグラフィックに変更します。またショートカットキーとして次が追加されます。
- Alt+X:DOSboxを終了
- Alt+M:メニューに戻る
- Alt+R:セーブデータをロード
また、Alt+Fでフレームリミッター機能の適用ができる。
フレームリミッターを適用することで、戦闘の演出を高速化したり移動キーを押したときに連続で入力されてしまうなどのUIを解消して、快適に操作できる。
さらに先ほどのConfig画面から様々なパッチをインストールできます。
- Ultima 4 Version 1.01 (今現在)
会話のバグを修正してくれます。是非インストールしましょう。
- Music Upgrade Patch
音楽をApple ][ や C64 などに近い MIDI音源に変更する。
戦闘曲( Combat) は前奏が追加されてアレンジされています。
- Music Upgrade Patch 2
こちらは Apple ][ などにより近い。お好みで採用してください。
- Hythloth Patch
ヒスロスのダンジョンでLevel 6 の部屋に入ったときに壁に練りこむバグを修正する。インストールしましょう。
- Runic Font Patch
アルファベットを全てルーン文字に置き換える。かなり上級者向け。
- Original EGA Graphics Patch
パッチ適用中にDOS版のEGAの標準グラフィックに戻したい場合はこれをインストール。
- Alternative EGA Tileset Patch
一番上のやつです。こちらは VGA Upgrade Patch とは併用できません。
標準のEGAとは違うよく描きこまれたグラフィックに変更します。
サウンドカードの変更
パッチを適用したときに Ultima 4 ゲームフォルダーにインストールされる SETM.EXE を dosboxで起動します。dosboxでアプリを起動する方法は、アプリをdosbox.exeのショートカットにドラッグアンドドラッグするだけです。変更した内容は、フォルダー内のファイルに保存されます。
推奨は MPU401-General MIDI synth ですが、Adlib や Tandy も使用できます。
サウンドカードによって、音楽が変わるので色々試してください。
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